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第17回ライフサイエンスセミナーのお知らせ

第17回ライフサイエンスセミナーのお知らせ

理工学部生命科学科ライフサイエンスセミナー

場所:摂南大学寝屋川キャンパス
   プチテアトル(10号館 3F)

日時:2018年6月28日(木) 13:30~14:30

「細胞内クロライドイオンによる
             細胞機能制御メカニズム」

                 宮崎 裕明 先生
            摂南大学理工学部生命科学科

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生命科学科主催のライフサイエンスセミナーが、2018年6/28(木)にプチテアトルで開催されます。

今回のセミナーでは、本年度から本学科にご着任された宮崎先生にご講演いただきます。
興味のある方は是非ご参加ください。 下記にご講演の要旨を掲載いたします。

細胞内クロライドイオンによる細胞機能制御メカニズム

摂南大学理工学部生命科学科
細胞生命生理学研究室 宮崎 裕明 教授

様々な動物において、種や生息環境に関わらず体液の塩分(NaCl)濃度は驚くほど一定の範囲内に保たれている。このことは、体液のイオン濃度が一定に保たれることにより細胞が正常に機能出来ることを意味する。体液中でNaClはナトリウムイオン(Na+)とクロライドイオン(Cl-)の状態で存在しているが、Na+は、膜電位の形成や維持、活動電位の発生や筋収縮など様々な生理的役割がある。一方、Cl-の生体内における役割については、ほとんど重要視されていなかった。そこで、細胞内のCl-に着目し、生体内における新たな役割の探索を進めている。これまでに、細胞内Cl-がイオンチャネルの発現調節、神経突起伸長制御、細胞内シグナル分子の活性制御、癌細胞の細胞増殖や細胞接着に関与していることが示唆された。本講演では、Cl-の細胞機能調節因子として側面について紹介する。

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