摂南大学PBLプロジェクト
「摂南大学PBLプロジェクト」は、本学の教育理念である「人間力と実践的能力をもち、多様な人々と協働して社会に貢献できる人材の育成」を実践するためのプログラムです。このプログラムの特徴は、一定期間内にプロジェクトの目標を達成するため、学生が自ら課題を発見し、プロジェクトのメンバーと協働して、課題の解決に取り組む創造的・社会的な学びである点にあります。
新着情報
2023年度開講プロジェクト一覧
プロジェクト名:音楽イベントを創ろう!
寝屋川市の地域交流センターであるアルカスホールの自主事業を企画から実施まで担当する。アルカスホールでは、毎年自主事業としてさまざまなイベントを企画・運営しているが、学生の発想・感覚を活かしたものにしたいとのことから、企画段階から学生が参画させていただくこととなった。2022年度は、観客数50〜60名程度の比較的小規模なコンサートについて、スタッフのご指導のもと、企画から出演者との交渉・経理・準備・実施・事後処理までを行った。学生と現場スタッフが協働で事業を企画し、運営を行うことにより、企業がもつノウハウを学生が学ぶとともに、学生などの若い世代が参加できる自主事業を実現することを目指す。
プロジェクト名:子どもの居場所で大学生ができることを考える
「門真市子どもLOBBY」は、子どもたちの日常に寄り添う居場所になることを目的とする施設です。本プロジェクトは、施設を利用する子どもたちおよび不登校児童に対して、大学生は何ができるのかについて考え、支援の実践を行うプロジェクトです。活動内容は参加できる曜日・時間帯に子どもたちと一緒に遊び、学習を行うための居場所を作ること、ハロウィンやクリスマス会など年間を通じてイベントの準備やお手伝いを行うことです。
また、門真市子どもLOBBYを利用する子どもには、彼ら彼女らの日常に寄り添い一緒に遊ぶ、考える、学ぶことをしてくれる大人・大学生が必要です。本PBLの履修学生は活動を通して、子どもたちにとって「お手本=ロールモデル」となることが期待されています。
プロジェクト名:寝屋川市における環境学習支援と淀川水系を中心とした流域連携プロジェクト
本プロジェクトでは、寝屋川市内での子どもたちへの環境学習支援および淀川水系での流域連携活動を実施しています。流域内の様々な団体と連携し、親水活動や整備、環境学習の実践を通じて、学生たち自身が流域の諸問題について学習するとともに、活動発表や、子どもへの環境学習を通じて、幅広い世代の流域住民への普及啓発活動を実施します。少子高齢化が進む地域において、学生たちが水辺活動の担い手となること、次世代を担う子どもたちへの環境学習を支援し、将来の持続可能な共生型社会の担い手を育成することを目指します。継続的に活動することで、琵琶湖・淀川流域の市民活動に大学として大きく貢献することを目指しています。
プロジェクト名:大学生と地方自治体とのSDGs連携プラットフォーム活動
本プロジェクトでは、SDGsに掲げられている住み続けられるまちづくりに関して、学生たちが地方自治体(寝屋川市・交野市・すさみ町)と協働して様々な地域の課題に取り組んでいます。交野市では、学生が指導役となって小学生に対して楽しみながら災害に備えることの重要性を学んでもらう活動を行っています。この活動では、まず交野市教育委員会との協働プラットフォームとして年間計画を決め、各活動の準備段階においては、外部の方と会議をし、活動の細部まで話し合っています。寝屋川市やすさみ町では、地域活性化イベントへの支援を通じて、地域住民との交流を進め、地域が抱える課題への貢献について話し合っています。
プロジェクト名:地域と多文化共生プロジェクト
近年、日本に在留する外国人数は増加の一途をたどっていますが、同時に様々な社会問題が生じています。このプロジェクトでは、まずは、日本に住む外国人住民と交流し、互いのことを学び合いながら、彼らの声に耳を傾けます。そして、異なる文化を持つ人たちと共生するには何が必要なのかを考え、課題解決に向けての取り組みを行います。
プロジェクトの参加メンバーは、日本人学生と留学生(ベトナム、インドネシア)です。留学生には、彼らの経験や視点から様々な提案を行うことが期待されます。また、学生同士での話し合い自体も異なる文化を持つ人たちとの関りについて学び合う機会になります。
プロジェクト名:地域団体のデジタル化プロジェクト
自治会等において、LINEによる情報共有が主流となりつつありますが、全員が活用できていない状況があります。本プロジェクトでは、学生が中心となってLINE等のSNS活用方法の説明会を開催し、地域コミュニティのデジタル化および世代間の交流を実現します。SNSという新たなコミュニケーションの方法を活用することにより、地域活動における情報共有を促進し、地域コミュニティの活性化につなげることを目指しています。
プロジェクト名:枚方東部・里山パビリオンプロジェクト
枚方市東部地域は、大都市圏内の近郊住宅地である一方、美しい農地や里山景観が残る地域でもあります。現地では、万博を機に地域を活性化しようという機運が高まっています。
このプロジェクトでは、当該地域の社会経済の持続的な発展に資することを目指し、2025年日本国際博覧会および「ひらかた万博」の時期に合わせて当該地域の魅力を発信するため、以下の二点を目的として設定しています。
(1)枚方市東部地域における多様な地域資源を探索し、フィールドワークと実体験を通じてその魅力を自分なりに再発見し、表現する。
(2)当該地域の魅力を国内の他地域の人々および海外からの来訪者に向けて発信するために妥当な方策を提案する。