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学長メッセージ

摂南大学 学長
久保 康之

プロフィール

建学の精神をもとに有為な人材育成を


摂南大学の設置母体である学校法人常翔学園は2022年に創立100周年を迎えました。摂南大学の淵源を辿れば「関西工学専修学校」の創設に至ります。初代校長は片岡 安先生。著名な建築家であり、実業界や行政でも手腕を発揮されました。そして、文化や歴史にも造詣の深い一流の文化人でありました。100年前といえば、ロシア革命、第一次世界大戦、スペイン風邪の流行、関東大震災、世界大恐慌と激動の時代でありました。そして、今、新型コロナウイルスの猛威、ロシアによるウクライナ侵攻、中東地域の混乱、さらに気候変動や災害、経済格差の拡大など、100年前と酷似した状況ではないかと思います。関西工学専修学校はそのような中、特に就労している若者に対して、夜間に土木、建築などの専門技術を教授する機会を与えることを目的として設立されています。当時、近代産業社会が形成されていく中で、必要とされる人材を養成するという社会の要請に応えるべく、使命感を高くもって創設されました。とりわけ、就学機会に恵まれなかった若者にその機会を与えるという、高い理想を掲げていたことは特筆すべきことではないかと思います。SDGsの17の目標にうたわれる「質の高い教育をみんなに」という目標に通じる価値観であるのではと感じます。「激動の時代にあって、社会の要請に応え、質の高い教育を提供する。」ここに、建学の精神の理念的根拠を見出すことができます。100年を経て人類の進歩を振り返ってみるに、私たちは先にあげた諸問題をまさに体感として受け止め、なお根本的な解決はできていないと感ぜざるを得ないのではないかと思います。しかし、だからこそ、100年前の建学の精神に立ち返って、怖気付くことなく、社会の要請に応え、主体的に解決してゆく人材を養成することを求められる時代になっていると深く感じます。

摂南大学はその淵源を「関西工学専修学校」に由来しますが、直接的な大学設置は1975年を出発点とします。2025年には開学50周年を迎えます。1970年代といえば、高度経済成長で日々、年々、社会の経済的な発展が明るい未来を創出するかのように見えながら、公害や東西冷戦など豊かな社会といっても、社会の歪みや人々の不信感も垣間見える時代でした。そのようななか、「豊かな知性と道徳的教養の醸成」を掲げて出発しました。摂南大学開学50年、学園創立100年の節目にあたって、創設に関わった先人の求めた価値を今こそ継承し、発展させゆくときであり、摂南大学の使命はより深まっていると感じます。

アメリカの教育学者、哲学者であるジョン・デューイは「教育は将来の人生のための準備ではなく、人生のプロセスそのものである」、また「人間は誰もが未完成で教師も子どもも共に生き、互いに豊かな学びを生成する場が学校」とも言っています。学生と教員は教える人、教えられる人という二元的な関係ではなく、ともに成長していく関係であると主張します。学生教育は社会から求められる人材を育成するという面を目的とすることは当然として、一方で、それだけではなく、大学が社会や生活そのものであるとも理解できます。その意味で、摂南大学のキャンパスライフがいかに充実したものであるかが大事と思います。キャンパスを大地として人間的な成長や教養も芽吹いてくるのではないかと感じます。より豊かなキャンパスライフを提供することを目指したく思います。

摂南大学は本年、現代社会学部を設置し、9学部を擁する総合大学となりました。学問の細分化、専門化が孤立を生むとの懸念が喧伝されますが、自由な精神こそ、知恵と触発の根源と感じます。そしてその知恵は人々の精神を閉じ込めるのではなく、強み、弱みといった差異の次元を超越して、逆に相互のネットワークを一層高めて、学部間の連携も進んでいくと信じます。また、それは広く国内外との大学との連携に拡大し、学生、教員そして職員一体となった成長に繋がっていくと確信します。摂南大学の次の50年、100年をめざして出発してまいりたく決意しております。


副学長紹介

川野 常夫
人事・大学マネジメント担当
<IRセンター長兼務>

熊谷 樹一郎
入試・教学マネジメント担当
<全学教育機構長・
ラーニングセンター長兼務>

持永 政人
学生・就職支援担当
<学生部長兼務>

佐久間 信至
研究・産官学連携担当
<薬学部長兼務>

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