摂南大学の特色ある取り組み

「守口門真YEG×摂南大学」チームが鳥人間コンテストに出場!

7月27日、28日に滋賀県彦根市の琵琶湖東岸松原水泳場で開催された、「第42回鳥人間コンテスト2019」(主催:読売テレビ)の滑空機部門に、本学航空研究部と守口門真商工会議所青年部(守口門真YEG)との協働チーム「守口門真YEG×摂南大学」が出場を果たしました。

機体名は「さやけき☆みらい号」

このプロジェクトは、本学学生が社会人の方と協働して「鳥人間コンテスト」に挑戦する中で、機体の設計・製作などのものづくりを通じ、社会人基礎力を身に付けることを目的として、昨年4月にスタートしました。
8月には課外活動団体「航空研究部」を発足。揚力計算に始まり、機体設計、出場審査のための完成図や詳細設計図の作成、部材の調達、組み立てと、大空を飛ぶ夢を目指して試行錯誤を続けました。機体設計のポイントは、揚力を受けて、より長距離を滑空できるよう主翼を大きくすること。そのため、部材の種類や使い方などでは軽量化を徹底的に追求しました。

❶ ❷ ❸
❶いよいよ滑空に向け、プラットホームへ ❷テストフライト前、作業場で集合するメンバーたち ❸機体の軽量化に向けて試行錯誤が続いた
【滑空機部門】のルール
●機体は自作による人力飛行機であること。
●プラットホームの先端から着水した機体の最後尾までの飛行距離を競う。
●プラットホームの高さは水面から10メートル。助走路は10メートルで、傾斜角は3.5度の扇形。

大学と企業城下町の知恵と技術、熱い思いを結集!

本チームの最大の特長は、企業城下町の経営者としての経験と技術を持つ守口門真YEGの皆さんとの協働であること。月に一度の定例会では、リーダーの堂野将幹さんをはじめ学生側からも活発に意見を発信し、回を追うごとに熱い議論が繰り広げられました。意見が分かれた時にはそれぞれの方法を検証し、より良い形へと集約させていく。大会1週間前まで、連日調整が続きました。パイロットの宇田育生さんも、大会前1カ月は毎朝8~10km走って体重を約5kg落とし、体幹トレーニングで体づくりを行いました。
そして迎えた大会当日、開催が危ぶまれるほどの雨と風という厳しいコンディションの中、プラットホームへ。スタートした瞬間、強烈な突風に機体が持ち上げられるアクシデントに見舞われた結果、テイクオフがままならない状態となり記録は11.4mに終わりました。しかし、揚力を含めた機体の持つ可能性への確信と、今回の体験を通して得られたチームのポテンシャルを実感するなど、次年度に向けた挑戦の礎を築くことができました。さらに、守口門真YEGの皆さんとの最高のパートナーシップを築けたこともかけがえのない経験となりました。

挑戦できた過程がすごく楽しかった。守口門真YEGの皆さんとの絆は今後も残していきたいですし、熱心な後輩も大勢います。次の年に向けて再び挑戦し、部活としての基盤を固めていきたいです! リーダー 堂野 将幹さん(理工学部 機械工学科3年次)飛行機を組み立てることに夢を感じて参加。結果は「悔しい」のひと言に尽きますが、守口門真YEGの方々との意見交換や協賛金の協力依頼のための企業訪問など、さまざまな社会経験ができました! パイロット 宇田 育生さん(理工学部 機械工学科3年次)
摂南大学PBLプロジェクト

サツマイモとみかんピールの酒「初瀬姫(はつせひめ)」が商品化 ~9月から発売スタート~

完成した「初瀬姫」学生考案のラベルデザイン

摂南大学PBLプロジェクトの学生が企画し、酒造メーカー八木酒造(奈良市)と協働で開発した酒「初瀬姫」が、寝屋川市内の酒店などで発売をスタートしました。この商品は、寝屋川市産業振興室主催の「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト2018」で協働部門賞を経て、グランプリを受賞しています。女性にも飲みやすい新感覚の酒をコンセプトに開発し、商品名は同市のマスコット・キャラクター「はちかづきちゃん」のモデルとなった民話「鉢かづき姫」の主人公の名前に因んでいます。使用した材料は、同市特産品のサツマイモと、大学と連携協定を結ぶ和歌山県由良町の特産品みかん。何度も試作を重ね、芋焼酎の芳醇な甘みを残しつつ、みかんの爽やかな香りを生かした酒が完成しました。

〔販売先〕
米芳商店:寝屋川市東大利町12-28
米田酒販:寝屋川市八坂町21-22

和歌山県「大学のふるさと」活動

無病息災の祈りを込め、
学生協力最後のお盆伝統行事
すさみ町「佐本川柱松」を開催
~8年間、地元から学生が受け継いだ
230年続く行事に幕引き~

本学では、9年前に、紀伊半島南端近くの寝屋川市の友好都市、和歌山県すさみ町と連携協定を締結しました。
その後、県の「大学のふるさと」活動として、学生たちは、年間を通じて、限界集落である同町佐本地域の廃校となった佐本小学校を拠点に、高齢者の見守り活動などの過疎地活性化のための活動を展開しています。
8年前からは、佐本地域で200年を超えて守り継がれてきたお盆の伝統行事「佐本川柱松」が高齢化により継続困難となり、本学学生が受け継いで開催を続けてきました。しかし、それも今年の夏で最後となりました。台風10号の接近で一日順延となった8月17日の日没後、無病息災の祈りを込めて、地元関係者ら約80人と学生42人、同時期に開催し学生が毎年大阪から引率している自然体験忍者キャンプ参加の小学生53人が「最後の柱松」を見送りました。
これまで柱松に携わった卒業生15人も駆け付ける中、地元新聞・紀伊民報の中陽一記者の問い掛けに、本活動まとめ役の学生、万木実歩さん(外国語学科4年次)が「自分たちは地域に何を残せたか?」と答える姿は、日本の伝統行事を若者が守り継いでいくことの難しさを印象付けました。地元住民からは「8年間の長きにわたりありがとうございました。これからもいろんな形で力をお貸しください」「山里の伝統風景が一つ消えてしまい寂しい限りです」との声が寄せられました。
夏の「柱松」の協力開催は最後となりましたが、同地域での高齢者の見守り活動は引き続き行います。今回の取材記事は紀伊民報8月10日付と20日付に掲載されました。今後、学生らは柱松活動の準備から全ての記錄をUSBメモリーに保存し地元に届けます。

自然体験忍者キャンプ参加の小学生を引率指導対応/柱松の準備を見守る住民ら/柱松点火を準備する学生/燃え上がる最後の「柱松」/地元新聞紀伊民報に掲載された記事

紀伊民報HPで記事が閲覧できます(2件)

https://www.agara.co.jp/article/17763

https://www.agara.co.jp/article/18859