保健室
健康管理
大学生活4年間(薬学部は6年間)の勉学・課外活動などを有意義に送るためには、健康管理が重要となります。健康を維持するためには食事、睡眠、運動のバランスがとれたライフスタイルが基本になると言われています。このことは十分わかっていても、皆さんの年頃は若者にありがちな身体に対する過信から、体力の限界を超えた不規則な生活を送るなどして健康を害する場合があります。摂南大学では保健室を中心にして、学生の健康管理に取り組んでいますので、自己の健康管理の場として、あるいは病気の相談などに気軽に利用してください。
保健室の利用
保健室では、医師と看護師が学内での負傷や急病に対しての応急処置や病院の紹介、衛生管理などの対応にあたっています。また、皆さんの精神衛生の対応も行っています。
なお、医師は常駐ではありませんので、下記の『健康相談』や保健室掲示板で来室日時を確認してください。
キャンパス名 | 場所 | 開室時間 |
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寝屋川キャンパス | 5号館1階 | 月~金曜日9:00~18:30 土曜日 9:00~11:30 12:30~17:00 |
枚方キャンパス | 1号館1階 | 月~金曜日9:00~18:30 土曜日 9:00~11:30 12:30~17:00 |
健康相談
相談内容により、学校医と精神神経科校医が対応します。
キャンパス名 | 担当医 | 来室日時 | 相談内容 |
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寝屋川キャンパス | 学校医 | 月・木 13:00~15:00 | 身体の相談・診察 |
精神神経科校医 | 第2・第4金 13:00~15:30 |
メンタルヘルス 睡眠障害 など |
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枚方キャンパス | 学校医 | 月 10:00~12:00 | 身体の相談・診察 |
精神神経科校医 | 第3火 13:00~15:30 |
メンタルヘルス 睡眠障害 など |
※相談日時は、医師の都合により変更となる場合がありますので、掲示板に注意してください。
定期健康診断
学校保健安全法の定めにより、健康維持を目的として、年1回全学生に実施しています。定期健康診断は必ず受診し、健康管理に努めましょう。学内での受診ができなかった学生に対しては、自費にて医療機関での受診をしていただくことになります。
健康保険証(または遠隔地被扶養者証)
健康保険証(または「遠隔地被扶養者証」)を常に所持し、万が一に備えてください。怪我や体調不良の状態によっては、大学周辺の医療機関を受診していただくことになり、健康保険証などを所持していない場合は、当日の医療費は10割負担になります。
学校感染症に罹患した場合の対応ついて
学校保健安全法施行規則により、下記の第一種、第二種、第三種の感染症に罹患した場合は、「出席停止」になりますので、登校せずに必ず大学へ連絡してください。また、「出席停止」となった場合は治癒後に ※「学校感染症治癒証明書」 をダウンロードし、医療機関で記載してもらって、所属キャンパスの保健室に提出してください。(病名、発症日、治癒日等の記載がないものは受付けられません)
【出席停止となる期間の基準】(学校保健安全法施行令第6条第2項、学校保健安全法第19条)
・第一種感染症・・・治癒するまで
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る)、中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る)及び鳥インフルエンザ(病原体がインフルエンザウイルスA属インフルエンザAウイルスであってその血清亜型がH5N1であるものに限る)、指定感染症、新感染症
・第二種感染症・・・下記の期間。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときはこの限りでない
インフルエンザ | 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで。(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く) |
百日咳 | 特有の咳が消失するまで又は5日間の適切な抗菌薬療法が終了するまで。 |
麻疹 | 解熱した後3日を経過するまで。 |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) |
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで。 |
風疹 | 発疹が消失するまで。 |
水痘(みずぼうそう) | すべての発疹がかさぶたになるまで。 |
咽頭結膜炎 | 主要症状が消退した後2日を経過するまで。 |
結核、髄膜炎菌性髄膜炎 | 症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。 |
・第三種感染症・・・症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎およびその他の感染症※1(※1:感染性胃腸炎、マイコプラズマ肺炎など)
✻学校感染症治癒証明書などで得られた個人情報については、原則として第三者へ開示することはありません。 但し、学内での集団感染が危惧されるなど緊急を要する場合、法令に基づく場合、本人の生命・身体・財産を保護するために必要がある場合などには、例外的に第三者(保健所など)に情報を開示することがあります。
急性アルコール中毒から自分や周囲の人を守るために心得ること
急性アルコール中毒は、短時間に多量のお酒を飲むことにより血中アルコール濃度が急上昇して、脳に影響を与える状態をいい、救急搬送される年代の最も多くは10歳代後半~20歳代前半であるとのデータもあり、命をおとす危険があります。
くわえて女性のアルコール代謝は月経周期に影響をうけると言われており、月経前期はアルコール代謝が低下し、深い酩酊状態となる危険性があります。
また、未成年の飲酒は法律で禁止されているので、絶対に行わない(行わせない)でください。
~ アルハラの定義 5項目 ~
以下の行動はアルコールハラスメントにあたります、各自で自覚し、節度ある行動を心がけてください。
1.飲酒の強要
上下関係、部の伝統、集団によるはやしたて、罰ゲームなどといった形で心理的な圧力をかけ、飲まざるを得ない状況に追い込むこと。
2.イッキ飲ませ
場を盛り上げるために、イッキ飲みや早飲み競争などをさせること。「イッキ飲み」とは一息で飲み干すこと。早飲みも「イッキ」と同じ。
✻「イッキ飲み」は急激に「泥酔」や「昏睡」といった危機的状態に陥りやすいので絶対に行わない。
3.意図的な酔いつぶし
酔いつぶすことを意図して飲み会を行うことで、傷害行為にもあたる。ひどいケースでは吐くためのバケツ、「つぶれ部屋」を用意していることもある。
4.飲めない人への配慮を欠くこと
本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめる、宴会に酒類以外の飲み物を用意しない、飲めないことをからかったり、侮辱するなど。
5.酔った上での迷惑行為
酔って絡むこと、悪ふざけ、暴言、暴力、セクハラ、その他ひんしゅく行為。
(出典:特定非営利活動法人ASKおよびイッキ飲み防止連絡協議会)
✻意識がない、呼吸がおかしい、ゆすっても呼びかけても反応しない、全身が冷え切っている等の症状がある場合は、直ちに救急車を呼んでください。また、急性アルコール中毒の症状がある人は絶対に一人にしないでください。
保健室では春季と年末に全学生にむけてポータルサイトを配信し、アルコールについての啓発活動(特に課外活動団体へはリーフレットの配付)や健康フェア等でのアルコールパッチテストを実施していますので、それらも参考にしてアルコールから自分や周囲の人を守ってください。