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大学創立40周年記念事業
看護学部シンポジウム「認知症患者とその家族を支える看護を考える」を開催
講師に城戸真亜子氏を招く

看護学部は11月22日(土)、大学創立40周年を記念し、「認知症患者とその家族を支える看護を考える」をテーマにしたシンポジウム(後援:一般社団法人枚方市医師会、公益社団法人大阪府看護協会、一般社団法人大阪府訪問看護ステーション協会)を開催しました。会場の大阪市中央公会堂には、一般からの申し込み者のほか本学看護学部生らも含め、約550人の来場がありました。

学長挨拶

開会のあいさつをする今井光規学長

開会に先立ち今井学長は、2012年に設置し、現在3年次生までが在籍する本学7番目の学部・看護学部を紹介するとともに「看護・介護・地域医療は大きな関心事で、中でも認知症は社会全体の問題」と、本シンポジウム開催の意義について述べました。

第1部 講演会

家族介護について講演する城戸真亜子氏

続くプログラム第1部では、タレント・洋画家として幅広く活躍する城戸真亜子氏が「心をつなぐ介護日記」と題した講演をしました。城戸氏は、認知症を発症した義母の介護を現在も行っており、その体験を書いた著書を出版しています。 講演では、認知症の症状に触れながら「母に言葉をかけてもすぐに忘れるが、文字に書いたものを見せると納得してくれた。文字の力を活用し、トイレや自分の部屋など各所に"敬語"を使って貼り紙をしたところ『親切ね、優しいわね』と受け入れてくれている。認知症の人は常に不安を感じているので、安心感を与えることが安らかな毎日を過ごせることにもつながった」と語り、「記憶に残らなくても文字にしておけばいつでも読み返してもらえる」との思いで綴る絵日記(母へのラブレター)がノート10冊以上になったと紹介しました。また、「認知症は高齢者では10パーセント以上もの人がなる当たり前の病気。でも、突然介護をする立場になると家族はパニックになってしまう。そんなときは周りに気持ちを包み隠さず表して」と、自身も介護施設に駆け込んだ経験があることなどを話し、一人で抱え込みがちになってしまう家族介護の現状に、「地域や社会みんなで見守るようになれば」とメッセージを送りました。

ブレイクタイム 講話

認知症ケアへの取り組みについて
語る吉川祥子氏(薬学部卒業生)

本学薬学部を2005年3月に卒業し、エーザイ株式会社にMR(医薬情報担当者)として勤務する吉川祥子氏は、「私が取り組む地域医療への貢献」と題した報告をしました。「認知症の発見・治療には、患者の方だけでなく家族やその他関係する職種の方との関わりが不可欠」と吉川氏。現在は、滋賀県内で行政を含めた各々の立場の人が認知症について考え、意見を交換し、新しい情報や知識を習得して認知症医療の向上をめざすための「連携」を支えています。この取り組みが「全国どこでも受けることができる"認知症ケアの標準化"」として実現する日を目指して今後も活動していくと語りました。

第2部 パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子
パネリスト
(左から)中野加代子氏、後閑容子教授、
眞野祥子准教授、荻田喜代一教授
コーディネーターを務める竹中泉准教授

第2部では「認知症患者とその家族を支える看護を考える」をテーマにパネルディスカッションが行われました。本学看護学部の竹中泉准教授がコーディネーターを務め、パネリストとして星ヶ丘医療センター認知症看護認定看護師の中野加代子氏、後閑容子看護学部長、荻田喜代一薬学部長、眞野祥子看護学部准教授が意見を述べました。眞野准教授からは認知症高齢者の現状と将来推計を中心に、荻田学部長からは認知症の症状および診断基準と薬の開発について解説があり、後閑学部長は認知症予防にも有効とされる生活習慣の見直しと改善について具体例を示しました。中野氏は星ヶ丘医療センターでの事例を紹介。早期診断のもたらすさまざまな意義とともに、本人の思いに寄り添い生活の中での困りごとを解決すること、そして「役割を果たしてもらう」という支援の大切さについても語りました。

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